外壁塗装・塗料比較

現役塗料屋が、外壁塗装の塗料を比較してみました。

フッ素塗料

エスケー化研「スーパーセラタイトF」フッ素平米単価2,900円<評価★5>

2017/05/01

「スーパーセラタイトF」の特徴

「スーパーセラタイトF」の性能

低帯電性による超低汚染性能、塗膜の緻密性による超耐候性、防カビ防藻性、1液タイプでの作業性、水性での安全性です。

無機の部分にはシリコン結合、有機の部分にはフッ素結合ね作られたハイブリッド塗料になります。

硬く緻密な塗装表面は、親水性塗膜となり低汚染性能を発揮していて、低帯電性によって汚れも寄せ付けにくくなっています。
1液型水性タイプの塗料なので、計量間違えがなく、匂いの面も含めて安心な設計になっています。

今までのフッ素樹脂塗料とは少し違う商品で、 無機と有機の材料を複合した今まで無かった新しい塗料になり、従来型のフッ素樹脂塗料よりも性能も更に高い塗料になっています。

結合の面では、三次元的に樹脂が結合するので低汚染性能も力を発揮できますし、低帯電性能も持っているため、静電気などによって外壁に汚れが付着し難くなり雨水などで更に汚れが流れ落ちやすくなります。

「スーパーセラタイトF」の耐久性

無機有機複合の特殊ハイブリッド塗膜によって塗替え20年を目指して作られた商品です。
メーカー期待対応年数は18年から22年と長期的に記載されております。

ハイブリッドの樹脂で塗膜の劣化原因となる物質の抑制化とともに、光安定剤の作用によっても劣化原因となる物質を補足しています。
そのおかげで超長期的な塗り替えサイクルを実現しているのです。

塗り替えサイクルコストは長い面で見なければ費用の判定は難しいです。
最近の家は長期優良住宅などと呼ばれたり、100年住宅と言ったりと、今住んでいる人だけでなく、将来の子供達の為に造った長期的に住める住宅が多くなっています。

こういった現状からも、定期的に塗り替えをすることで何十年と建物の外壁を維持する事が出来るのです。
40年程度の維持管理費で見たとしても、元が取れるくらいの費用が節約できるので、長期的に耐久性がある塗料がよいわけです。

「スーパーセラタイトF」の平米単価

複層塗材の上塗りに塗装する場合で、平米あたり2900円になっています。

「スーパーセラタイトF」のコスパ

新製品で実売価格もそこそこ抑えてある商品ですのでこれから流行って来る商品だと思われます。
メンテナンスサイクルも20年程度持つならばとてもコスパが高い商品になるでしょう。

他の塗料との違い

有機と無機のいいとこ取りを目指した塗料で、今までのフッ素樹脂塗料より緻密な結合で超耐久を目指して作られた新商品になります。

「スーパーセラタイトF」の評価

おすすめ度(5段階評価★★★★★)

塗装屋さんの口コミ

まだ発売して時間も経っていないので、使っている現場に入ったことがないですが、カタログをみた感じでは、持ちがよさそうな気がします。
無機と有機のハイブリッド塗料はまだ価格的に高いので、なかなか使う現場がないなどでした。

塗料自体はとても良いのはわかるのだが、戸建塗装での需要はまだ低いです。
その代わり、塗り替えが大変な商業ビルやマンション、学校などの物件では問い合わせがよくあります。

2回の塗り替えで、シリコン樹脂などと比べた場合に、足場代や諸費用で費用が低減出来るだろうと考えての問い合わせだと思います。

100万円以上の見積りは要注意!

平均的な大きさの家であれば100万円以下で塗装できる可能性があります。

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